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2.10 非線形モデリングと予測

  

  
図 2.17: 非線形モデリングと予測画面(予測結果)

2.17は予測結果で、上部中央に処理の対象と なっている時系列データのファイル名が表示されます。

  
図 2.18: 非線形モデリングと予測画面(予測評価)

2.18は予測結果の定量的な評価のグラフで す。相関係数、RRMSEとも各次元毎に計算、表示されます。横軸は予測イテレー ト期間です。

Correlation Coefficient (相関係数 )は 式(2.2)で計算されます。

 

ここで、はもとの時系列、 は予測値の系列、 ,はそれぞれの平均値です。

RRMSE (Relative Root Mean Square Error)は 式(2.3)で計算されます。

 

ここで、はもとの時系列、 は予測値の系列、はもとの時系列 の標準偏差です。

RRMSEが0のとき完全な時系列の予測ができたことを示し、1のときは平均値を 予測したことと等価になります。多くのカオス時系列においては平均と偏差が 同じくらいのオーダーであることが多いため、RRMSEが1に近い場合およびそれ 以上の場合には、予測はほとんど無意味であることを示します。

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