通常のチャット型AIが「質問に答える」「文章を作る」のに対し、AIエージェントはメール、カレンダー、文書、ブラウザ、社内システム、開発環境などと連携して「複数手順の作業を自律的に進める」サービスです。
非常に便利な反面、各種サービスへの「アクセス権限」を与えるため、社内利用では「どこまで権限を与えるか」「実行前に人間が確認するか」という管理が極めて重要になります。
| 種類 | 主な使い方 | 注意点 |
|---|---|---|
| チャット型 AI | 質問する、相談する、要約する、文章を作る | 回答が間違うことがある。機密情報は入力しない。 |
| AI エージェント | AI に作業手順を考えさせ、Web・ファイル・アプリを使って実行させる | 権限を与えすぎると、情報漏洩、誤操作、意図しない送信・変更につながる恐れがある。 |
| サービス名 | 特徴・主な用途 | 初心者向けノウハウ・注意点 |
|---|---|---|
| Gemini Spark (Google) |
Google Cloud上で継続稼働するエージェント。Gmailの整理、Docs生成、カレンダー管理など。 | 強力な連携が魅力だが、対象プランの制限があるため、まずは通常のGeminiで慣れるのが無難。 |
| ChatGPT Agent (OpenAI) |
Web閲覧、ファイル処理、データ連携などでオンライン作業を進めるモード。 | ログイン、送信、削除などの操作は必ず人間が最終確認すること。 |
| Claude Code / Codex | 開発者向けコーディングエージェント。ソースを読み、複数ファイルを修正・テストする。 | 社内コードや認証情報を不用意に渡さない。個人の練習用や公開コードから試す。 |
| Manus | 仮想環境で調査から資料作成、Web作成まで複数作業を進める。 | 自律性が高いため、何を参照しどこへ送るかを必ず確認。社外秘資料は扱わせない。 |
| Cursor | AI機能を組み込んだコードエディタ。プロジェクト全体を参照し、コード生成・修正・補完を支援する。 | 社内コード、秘密鍵、.env等を開いたまま使わない。Privacy Modeやコード送信範囲を確認してから試す。 |
Q. AI エージェントが、ユーザのブラウザの設定環境の読み出し権限があるものとする。この仮定は妥当か?
A. 強すぎる仮定である。
Q. ユーザは利便性を追求するあまり、そのような権限を AI に与える場合がありうることは妥当と言えるか?
A. 妥当である。
Q. では、その前提のもと、金融サイト、ショッピングサイト等、金銭が絡むサイトの金銭の振込を AI を誘導することにより、任意の振込を実施することは可能に思えるが、この判断は妥当か?
A. 妥当である。(著者注:ブラウザの設定環境には保存済みパスワードやログイン ID が記録されている)
Q. この攻撃手法は、妥当か?
A. 高レベルのリスク評価としては妥当である。
この件に関する話題 → ../ai-security/