30YEARS
1996 — 2026
1996 — 2026
カオス時系列解析の、30年。
時系列の中にある構造を見つめ、描き、予測する。
ChaosTimes は開発から30年を迎えました。
2026年、当時の解析システムを現在の macOS で再び動かしました。
2026年10月10日:macOS / OpenMotif で主要機能の動作を確認
01
古い UI のまま、現在の環境で。
画面や操作体系には、開発当時の姿が残っています。今回、数値計算ライブラリ anr、描画ライブラリ xbgi、ChaosTimes をまとめて整備し、macOS と OpenMotif の環境でビルドできるようにしました。
GUI の刷新ではなく、これまでの解析機能を再び使える形にするための更新です。
make -f mf
make -f mf run展開した最上位ディレクトリで実行。
通常の make でビルドし、アイコンの探索先を設定して起動します。
ビルド環境について
OpenMotif の既定の参照先は /opt/homebrew。X11 のヘッダー・ライブラリと、動作中の X11 サーバーが必要です。配置に応じて MOTIF_PREFIX / X11_PREFIX を指定できます。
02
生成から解析、予測まで。
今回、macOS 実機で次の機能の動作を確認しました。
- 池田写像カオス時系列の生成
- 埋め込み時系列から状態空間を再構成
- 次元推定アトラクタの構造を調べる
- リアプノフスペクトラム推定軌道の発散・収縮の性質を調べる
- リカレンスプロット状態の再帰を可視化
- 動径基底関数ネットワークによる予測RBF による非線形モデル
- KM2O–ランジュバン方程式による定常性検定時系列の定常性を調べる
ここでの確認は、各機能の起動・計算・表示などの動作確認です。全機能・全条件での数値検証を意味するものではありません。
03
30周年に寄せて。
ChaosTimes は、実験・計測で得られた時系列を、非線形・カオスの視点から解析するために開発したシステムです。
当時のタイトル画像をもとに、30周年の銘板を POV-Ray で再構築しました。オリジナルのページとともに、現在の動作状況をここに記録します。30年を経ても、データの中に構造を見いだすための道具として。
ChaosTimes オリジナル公式ページ ↗