abmilter - milter for abmail

形式

abmilter -socket=socket-addr [-timeout=timeout] [-user=user] [-group=group] [-action=(addheader|reject|discard|tempfail)]
abmilter [..] [-abrecipients=abrecipients]
abmilter [..] [-t] [-b|-a] [-g] [-d] [-v|-v-|-vv] [-vvv] [-vvvv] [-D] [-M-]
abmilter [..] --am-daemon=server_host|--am-dbfile=path_to.bdb

オプション

-socket=socket-addr (必須)
abmilter と MTA との通信に用いるソケットを指定します。
-timeout=timeout
abmilter と MTA との通信におけるタイムアウト時間(秒)を指定します。0 を指定した場合、無限に待つのではなく、0秒待ちます。規定値は7210です。
-user=user
abmilter の動作時の実効ユーザを指定します。
-group=group
abmilter の動作時の実効グループを指定します。
-action=(addheader|reject|discard|tempfail)
メールがスパムと判定された場合のアクションを指定します。規定値は addheader です。
-abrecipients=abrecipients
アンチ後方散乱メール機能で用いる受取人判定プログラムを指定します。本オプションが指定さた場合に、アンチ後方散乱メール機能が有効になります。
-b
バウンスメールの元メールも併せてスパムかどうか判定します。
-a
バウンスメールの元メールのみからスパムかどうか判定します。
-g
貪欲(greedy)モードでスパム判定します。
-d
DNSブラックリストを利用してスパム判定します。
-v
スパムであると判定された理由を SYSLOG に出力します。
-v-
スパムでないと判定された理由を SYSLOG に出力します。
-vv
判定の理由を SYSLOG に出力します。
-vvv
判定の理由を SYSLOG に出力する際に、詳細情報を付加します。
-vvvv
常に判定材料の詳細情報を SYSLOG に出力します。
-D
デバッグモード。
-M-
DNS ブラックリストへの問い合わせにおけるマルチスレッドを抑止します。
-P-
逆引き問い合わせ(「-r」オプションや rss_reliable.lst での逆引き補完)の際のパラノイド検査を抑制します。
-t
To: ヘッダが存在するにも関わらずその内容が無いメールをスパムとみなします。(obsolete)

戻り値

milter API の smfi_main() の戻り値に準じます。

説明

abmilter は abmail によるスパム判定を行う milter プログラムです。
スパム判定に関する事項は abmail に準じます。

オプション

「-socket=socket-addr」は必須のオプションで、abmilter と MTA との通信に用いるソケットを指定します。「socket-addr」は以下の形式で指定します。
UNIXドメイン
(unix|local):/path/to/file
IPv4 INETドメイン
inet:port(|@hostname|@ip-address)
IPv6 INETドメイン
inet6:port(|@hostname|@ip-address)

「-action」オプションで、メールがスパム判定された場合のアクションを以下から一つ選択し、指定します。
addheader (規定値)
"X-Abmail-Flag: Yes" をメールヘッダに付加して受信します。
reject
メールの受信を拒否します。
discard
メールを受信して、捨てます。
tempfail
メールの受信を一時拒否します。

「-abrecipients」オプションで、アンチ後方散乱メール機能で用いる受取人判定プログラムを指定します。本オプションを指定した場合に、アンチ後方散乱メール機能が有効になります。
指定する受取人判定プログラムは、引数で渡される複数の受取人メールアドレスのなかから、存在しないと判定したものを標準出力に出力する実行可能ファイル(シェルスクリプトも可)とします。
受取人メールアドレスは、milter API で扱われる形式と同様の <ユーザ名@ドメイン名> のように <> でメールアドレスを囲った形式とします。

例えば、受取人判定プログラムが abrecipients で、exist@example.com は存在するメールアドレス、notexist1@example.com, notexist2@example.com は存在しないメールアドレスであった場合、次のように 実行したとき、
# abrecipients "<exist@example.com>" "<notexist1@example.com>" "<notexist2@example.com>"
以下のような実行結果が標準出力に出力される実行可能ファイルを受取人判定プログラムとして指定すると、abmail におけるアンチ後方散乱メールコンテンツフィルタ「abackscatter」と同等の機能を abmilter 内で実現することができます。
<notexist1@example.com>
<notexist2@example.com>

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