書体とグリッドの試験

横書きと罫線の試験

 まず、「ltrb」とはleft, top, right, bottomの略で、座標値の列を表している。xy座標の左上右下の順序なのでこれは覚える必要もない。
 次に、「lbrt」とはleft, bottom, right, topの略で、座標値の列を表している。xy座標の左下右上の順序なのでこれも覚える必要もない。
 一方、HTMLのカスケーディングスタイルシートで往々に用いられる順序は、例えば、padding を表すとき上右下左の順でサイズを指定する。top, right, bottom, leftの上例の逆順である。「trbl」と覚えてしまおう。

 これを覚えたら paddingの設定などでは要素を省略できることから、最後の引数が軸が同じものを優先に前の引数と合体すると覚えればよい。

「margin, padding 引数4パターン」

 t,r,b,l  上、右、下、左 ↑,→,↓,←
 t,l|r,b  上、左|右、下 ↑,↔,↓
 t|b,l|r  上|下、左|右 ↕,↔
 t|b|l|r  上|下|左|右 ↕|↔
font-family: tab () か enter () で実行
writing-mode: lines:

縦書きと方眼紙の試験

 アイザック・アシモフによる「ロボット工学三原則」は、ロボット自身が則るべき文言で書かれており、どうしたことか工学者が守るべき原則としては書かれていません。ソニーによる「ロボット工学三原則・AIBO版」も然りです。よって、主体を工学者に換えてなるべくそのまま直してみました。

「ロボット工学者三原則」

 第一法則
  人間を傷つけたり不作為によって人間に危害を加えたりするロボットを製作してはならない。

 第二法則
  第一法則に反しない命令に限り、人間によって与えられた命令に従うようなロボットを製作しなければならない。

 第三法則
  第一法則と第二法則と矛盾しないときには自身の保護に努めるロボットを製作しなければならない。 

アシモフ「ロボット工学三原則」を改変
 他にもIEEEよる、設計者が主体の原則など似たようなものは既にあり、それはロボットの配備責任者にも及ぶように読めるので、責任の対象が曖昧であるものの、より厳しいと言えるかもしれません。
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writing-mode: lines:

UI の Google Chrome はどうも微妙にずれたりします。Safari はずれたりはしませんが、縦書きへの対応が不十分です。これまでいろいろと経験してみると、やはり Firefox が最もブラウザとして優れていると思います。

定量的に検証したりはするつもりはありませんが、加えて、Google Chrome は言うほど高速だったりはありません。Firefox の方が体感的に明らかに高速です。Safari は遅いですが、そこまで遅くはないです。

2017/06/20, 2021/06/23 山田 泰司